自社の経営課題 整理法

1-2-5 損益計算書分析で収益性の問題点をつかむ

7  外部データとの比較で、自社の現実を直視する

 

【TKC BAST 平成20年指標版 黒字企業平均値】

 

(1)生産性と付加価値

企業が生み出す付加価値を数値的にとらえるとともに、その産出効率を測る指標について学びます。

具体的には、人的資源を投入することによる労働生産性、資本投入することによる資本生産性等です。

生産性とは、本来、生産活動において投入に対する産出の効率を把握するために使われている概念です。

これを財務分析に応用したものが、ここでの生産性分析です。

財務分析における生産性では、産出には付加価値が使用され、投入には労働や資本が使われます。

付加価値とは、その企業が経営活動において”創造した価値”を意味し、具体的には、中小企業庁方式(控除法)と、日銀方式(加算法)の2つの計算法が代表的です。

 
1. 中小企業庁方式 

生産高(≒売上高)から外部購入高である直接材料費、買入部品費、外注加工費、補助材料費を控除して計算され、加工高と呼ばれています。 

2. 日銀方式 

付加価値の構成要素である経常利益、人件費、金融費用、賃借料、租税公課、減価償却費を加算して計算されます。

中小企業庁方式 :  生産高-(直接材料費+買入部品費+外注加工費+補助材料費)

日銀方式 :  経常利益+人件費+金融費用+賃借料+租税公課+減価償却費

生産性分析の中心は、付加価値生産性の分析です。

これは一定の資源投入に対してどの程度の付加価値を得ているかを示すもので、資源投入の観点から、労働生産性と資本生産性が中心となります。

 

(2)労働生産性分析で一人当たりの効率をみる

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