(1)変動損益計算書とは
変動損益計算書は、医業収益から変動費を控除し限界利益を表示する様式で、直接原価計算様式ともいわれます。
通常の損益計算書に比べて利益予測や利益計画に役立つなど、戦略的に優れています。
【財務会計における損益計算書の計算式】
医業収益 - 医業費用 = 医業利益
医業利益+ 医業外収益 - 医業外費用 = 経常利益
【管理会計における変動損益計算書の計算式】
医業収益 - 変動費 = 限界利益
限界利益 - 固定費 =経常利益
限界利益は、医業収益が1単位増えるごとの増加利益を表しています。
医業収益に対する限界利益の割合を限界利益率といいます。
限界利益率 = 限界利益÷医業収益×100
=(医業収益-変動費)÷医業収益×100
= 1-変動費率
【例】