病医院としては給与水準をおさえて、なおかつ労働生産性を上げれば、労働分配率が下がり、病医院の生産性が向上することがわかります。
この式より、平均賃金を下げるか、職員を減らすことにより労働分配率が小さくなることがわかります。
平均賃金を下げる手段としては、正規職員のパート化などが考えられます。
また、職員数を減らす手段としては、能力開発により職員の生産性を向上させることが考えられます。
【A病院の事例】
● 生産性・成長性分析
【生産性分析から抽出した問題点】
1. 限界利益率が低い ・・・仕入の見直しが必要
2. 一人当たり医業収益が少ない
3. 一人当たり限界利益が少ない
4. 労働分配率が高い
上記2~4について、下記に補足します。
● 一人当たり人件費は高くないため、職員数が多いと判断できる
● 一人当たり限界利益の増加