自社の経営課題 整理法

1-2 損益計算書分析で収益性の問題点をつかむ

1. 変動費 

変動費とは、売上高や工場の操業度の変化に伴って比例的に発生する費用で、材料費、外注加工費、荷造包装費、残業手当、歩合給などがあります。    

2. 固定費 

固定費とは、売上高や操業度の変化に関わりなく発生する固定的な費用であり、仮に売上がゼロであっても発生する費用です。

固定費には人件費、減価償却費、賃借料のほか通常の支払経費などがあります。    

3. 準変動費・準固定費 

全ての費用項目が、純然たる変動費、固定費に区分できるわけではありません。

電力料、ガス代、水道料のように、基本料金の存在等によって操業度がゼロであっても発生するものの、操業度の変化に応じて比例的に発生するものを準変動費、間接工の賃金などのように、操業度が大きく変化するまでは固定的に発生する費用を準固定費と考え、より実態に合った費用区分をすべきです。

(3)変動費・固定費の分解方法(固変分解) 

1. 個別費用法 

個々の費用科目ごとに変動費、固定費の分解をするのが個別費用法であり、以下の2通りの方法があります。 

イ) 科目を要素別に分解して固定部分は固定費・変動部分は変動費とする方法

ロ) 科目の性質によって変動費に近いものは変動費とみなし、残りを固定費とする方法

 

イ)の方がより厳密ですが、作成コストや分かりやすさを考慮すれば、ロ)の変動費を主要なものに絞り、残りを固定費とするやり方でも差し支えありません。

2. 業種による分解例   
  小売・卸売業 一般製造業
変動費 売上原価+物流コスト+販売手数料等 材料費+外注加工費+工場消耗品費+動力費 等
固定費 その他の費用 その他の費用

その他、会社の実情に応じて重要な変動費がある場合は、適宜、加えます。

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